2016年09月22日
3way冷蔵庫 2016/09/22
今回はキャンプ用に使っている3way冷蔵庫のレビューをします。
キャンプ用にクーラーボックスではなく冷蔵庫を持っていくようになったのは数年前からですが、よく冷えることとメカ好きでガスで温めるのに庫内が冷えるという不思議を体感したいのもあって導入しました。
そうなのです、3way冷蔵庫とは、家庭電源のAC100V、自動車電源の12V、それからカセットガスを使用した3つの方法で冷やすことができて、電源のないキャンプ場でも冷蔵庫が使えるのです。
今回は5月に容積アップを図って導入した「Aileron(エルロン) フロステル 3WAY冷蔵庫」を、これまで使っていた「イワタニのモービルクールRC-1500N」と比較して紹介します。
上記リンクは今回購入したショップですが、ブログに製品レビューがあり大変参考になりました。(それもありここでは比較をメインにしました)
まず、正面です。左が「エルロン」で右が「イワタニ」です。
本体サイズ、重量の比較は下記となります。
エルロン:500(幅)x490(奥)x447(高さ) 18.0kg
イワタニ:500(幅)x410(奥)x433(高さ) 17.5kg
こちらが上面からです。
エルロンは背面にカセットガスのホルダーが外付けであり設置面積が広く必要になると思いますが、実際には放熱用に背面をあける必要があるため庫内容積を増やせるメリットのほうが大きいと考えました。(Dometicも比較検討しました)
また、機会は少ないかもしれませんがプロパンガスを使えばカセットの交換のわずらわしさからも開放されます。
エルロンは上部に操作パネルの他に水準器とガス着火確認用のメーター、AC(赤)、DC(緑)動作確認用のLEDがあります。左上部にあるのは温度計で改造したものです。
操作パネルを開くと電気用の温度調節ノブ(左)とガス用の温度調節ノブ兼着火装置(右)が見えます。着火はつまみを下に押しながら着火位置に回すことで行います。着火確認は横になるメーターが右に触れてくるのでわかるのですが、熱が伝わる時間なのかタイムラグが数秒あるので結局火そのものを見たくなります。
ホースが長いためかホースをはずした状態から接続して着火をするとエアー抜きの時間が必要なことを考えても時間がかかる印象です。
イワタニについている温度計、水準器、LEDは自分で改造したもので、標準では装備されていません。
※このタイプの冷蔵庫は、水平に置くことがすごく重要です。少しでも斜めっていると知らない間に温度が上昇してしまっていることがあります。
有効容積は、エルロンが40リットルで、イワタニが20リットルです。イワタニでは夫婦二人で2泊が限界でそれも2日目以降の食品は現地調達の必要がありました。
こちらが左側側面です。イワタニは操作パネルとカセットガスホルダーがこちら側になります。カセットガスは磁石で吸い付くようになっています。
一番上にガスの点火ボタン、次がガスの温度調節、下が電気の温度調節ダイアルになります。
こちら側が右側の側面です。
そうして、こちらが背面となります。
エルロンはカセットガス用の配管およびホルダーがあります。電源ケーブルは差し込み式になっているため未使用時はすっきりしています。イワタニはAC,DC2つの電源カーブルを背面に巻きつけて固定するようになっています。
イワタニの左下にある水色のものは着火確認用に100均の鏡を取り付けてあります。エルロンにも必要かなと思い始めています。
思い切って背面パネルをはずしてみました。
見た感じでは冷却装置のサイズが同じなので冷却能力は同じものと考えます。
ただ、実際に使っていて、冷えの差が違うとはさほど感じられませんでした。
左にある筒が電気使用時のヒーターです。その下にガスの火が着くようになっているので使用時はこの上部がかなり熱くなります。
エルロンにはDC運用のときにファンが回るようになっています。
実際に運用した経験則から、消費電力でみるとDC運用時の電流地が6.81Aで、AC運用時が7.68Aとさほど違わないのに、ヒーターの効率の違いなのか車載時のDC運用での冷えが悪いように思います。
これは、イワタニの時にも感じていましたが、特にエルロンは容積が大きい分顕著に現れるのかと思います。購入したショップでも勧めていますがインバーターで100Vにして運用するほうが冷えるように思います。
※キャンプに出かける際は、車の車内温度が高いため冷蔵庫の庫内温度が一番上がり安くなるのが車搭載時です。そのためなるべく低い庫内温度で移動することがポイントになります。
※もともとこの冷却方式ではコンプレッサー式のように冷えないため外気温にかなり影響します。車内が暑くなると極端に能力が低下するようです。
イワタニにも2連のファンがありますが、これも改造したものです。
右手上部にあるのは、上記のファンと、LED表示用のADコンバーターというかUSB用電源アダプターです。これも改造です。
エルロンのガス配管です。
これがホルダーです。
実は納品されたときの物は、径が微妙に狭くカセットが入りませんでした。
交換するのが面倒くさいなと思っていたところ、な、なんと、ダイソーにまったく同じものが売られていたので購入しました。
エルロンの付属品です。ガスホース、レギュレータ、電源ケーブルなどが納入時はこのようになっていました。
最後にエルロンに取り付けた温度計の改造を下記に書いておきます。
木ねじ1本で固定されてる冷却パネルをはずします。はずす時は熱伝導用のシリコングリスを落とさないように、
冷却気の配管が発泡スチロールに穴が開けられて通してあるのでその隙間にセンサーを後ろから通します。
あとは温度計をマジックテープで固定します。
おしまい
そうなのです、3way冷蔵庫とは、家庭電源のAC100V、自動車電源の12V、それからカセットガスを使用した3つの方法で冷やすことができて、電源のないキャンプ場でも冷蔵庫が使えるのです。
今回は5月に容積アップを図って導入した「Aileron(エルロン) フロステル 3WAY冷蔵庫」を、これまで使っていた「イワタニのモービルクールRC-1500N」と比較して紹介します。
上記リンクは今回購入したショップですが、ブログに製品レビューがあり大変参考になりました。(それもありここでは比較をメインにしました)
まず、正面です。左が「エルロン」で右が「イワタニ」です。
本体サイズ、重量の比較は下記となります。
エルロン:500(幅)x490(奥)x447(高さ) 18.0kg
イワタニ:500(幅)x410(奥)x433(高さ) 17.5kg
こちらが上面からです。
エルロンは背面にカセットガスのホルダーが外付けであり設置面積が広く必要になると思いますが、実際には放熱用に背面をあける必要があるため庫内容積を増やせるメリットのほうが大きいと考えました。(Dometicも比較検討しました)
また、機会は少ないかもしれませんがプロパンガスを使えばカセットの交換のわずらわしさからも開放されます。
エルロンは上部に操作パネルの他に水準器とガス着火確認用のメーター、AC(赤)、DC(緑)動作確認用のLEDがあります。左上部にあるのは温度計で改造したものです。
操作パネルを開くと電気用の温度調節ノブ(左)とガス用の温度調節ノブ兼着火装置(右)が見えます。着火はつまみを下に押しながら着火位置に回すことで行います。着火確認は横になるメーターが右に触れてくるのでわかるのですが、熱が伝わる時間なのかタイムラグが数秒あるので結局火そのものを見たくなります。
ホースが長いためかホースをはずした状態から接続して着火をするとエアー抜きの時間が必要なことを考えても時間がかかる印象です。
イワタニについている温度計、水準器、LEDは自分で改造したもので、標準では装備されていません。
※このタイプの冷蔵庫は、水平に置くことがすごく重要です。少しでも斜めっていると知らない間に温度が上昇してしまっていることがあります。
有効容積は、エルロンが40リットルで、イワタニが20リットルです。イワタニでは夫婦二人で2泊が限界でそれも2日目以降の食品は現地調達の必要がありました。
こちらが左側側面です。イワタニは操作パネルとカセットガスホルダーがこちら側になります。カセットガスは磁石で吸い付くようになっています。
一番上にガスの点火ボタン、次がガスの温度調節、下が電気の温度調節ダイアルになります。
こちら側が右側の側面です。
そうして、こちらが背面となります。
エルロンはカセットガス用の配管およびホルダーがあります。電源ケーブルは差し込み式になっているため未使用時はすっきりしています。イワタニはAC,DC2つの電源カーブルを背面に巻きつけて固定するようになっています。
イワタニの左下にある水色のものは着火確認用に100均の鏡を取り付けてあります。エルロンにも必要かなと思い始めています。
思い切って背面パネルをはずしてみました。
見た感じでは冷却装置のサイズが同じなので冷却能力は同じものと考えます。
ただ、実際に使っていて、冷えの差が違うとはさほど感じられませんでした。
左にある筒が電気使用時のヒーターです。その下にガスの火が着くようになっているので使用時はこの上部がかなり熱くなります。
エルロンにはDC運用のときにファンが回るようになっています。
実際に運用した経験則から、消費電力でみるとDC運用時の電流地が6.81Aで、AC運用時が7.68Aとさほど違わないのに、ヒーターの効率の違いなのか車載時のDC運用での冷えが悪いように思います。
これは、イワタニの時にも感じていましたが、特にエルロンは容積が大きい分顕著に現れるのかと思います。購入したショップでも勧めていますがインバーターで100Vにして運用するほうが冷えるように思います。
※キャンプに出かける際は、車の車内温度が高いため冷蔵庫の庫内温度が一番上がり安くなるのが車搭載時です。そのためなるべく低い庫内温度で移動することがポイントになります。
※もともとこの冷却方式ではコンプレッサー式のように冷えないため外気温にかなり影響します。車内が暑くなると極端に能力が低下するようです。
イワタニにも2連のファンがありますが、これも改造したものです。
右手上部にあるのは、上記のファンと、LED表示用のADコンバーターというかUSB用電源アダプターです。これも改造です。
エルロンのガス配管です。
これがホルダーです。
実は納品されたときの物は、径が微妙に狭くカセットが入りませんでした。
交換するのが面倒くさいなと思っていたところ、な、なんと、ダイソーにまったく同じものが売られていたので購入しました。
エルロンの付属品です。ガスホース、レギュレータ、電源ケーブルなどが納入時はこのようになっていました。
最後にエルロンに取り付けた温度計の改造を下記に書いておきます。
木ねじ1本で固定されてる冷却パネルをはずします。はずす時は熱伝導用のシリコングリスを落とさないように、
冷却気の配管が発泡スチロールに穴が開けられて通してあるのでその隙間にセンサーを後ろから通します。
あとは温度計をマジックテープで固定します。
おしまい